ハロゲンフリー難燃ケーブルにおけるビニルトリイソプロポキシシラン(Crosile®-173)
Mar, 04 2026
ハロゲンフリー難燃ケーブルでは、一般的に充填剤として水酸化アルミニウム(ATH)および水酸化マグネシウム(MDH)が使用されます。これらの無機粉末は表面極性が高く、ポリオレフィンマトリックスとの相溶性が低いため、凝集が発生し、機械的特性および難燃性が低下します。シランカップリング剤は、この問題を解決するためによく使用されます。 ECOPOWERのCrosile®-173(ビニルトリイソプロポキシシラン)は、その独自の加水分解挙動により、超微細粉末処理および高性能ケーブルコンパウンド分野で際立っています。 分子構造と加水分解特性 Crosile®-173には3つのイソプロポキシ基が含まれており、メトキシ基(例:Crosile®-171)やエトキシ基(例:Crosile®-151)よりも立体障害が大きくなっています。その結果、水の存在下での加水分解速度が遅くなります。充填剤表面処理において、緩...