モノスルフィドシランクロシル-965
Crosile-965 は、ゴムの混合効率を改善し、ムーニー粘度を下げ、強化充填剤の分散性を高めながら、タイヤの転がり抵抗を低減するために主に使用される新規モノスルフィドシランです。
仕様:
テスト項目 | 仕様 | 試験方法 |
外観 | 無色から濃い黄色の液体またはオフホワイトの固体 | 目視検査 |
引火点(℃) | 170以上 | GB/T1671-2008 |
粘度 mPa.s | 40~100 | GB/T 10247-2008 |
屈折率(25℃) | 1.45-1.48 | GB/T 6488-2022 |
硫黄含有量 % | 2.2~3.6 | GB/T 30309-2013 |
暖房損失% | ≦3.5% | GB/T-1699-2003 |
密度(25℃) | 0.98-1.00 | GB/T 4472-2011 |
モノスルフィドシランの用途:
Crosile-965は、シリカとゴム分子間の化学結合を強化するために特別に設計された先進的な製品です。グリーンタイヤ用途において、Crosile-965はCrosile-69(4S)およびCrosile-75(2S)と比較して、シランとポリマーの結合効率が優れています。これにより、ゴムの反発性能が向上するだけでなく、60℃における損失係数(tanδ)が大幅に低下し、燃費の大幅な向上につながります。
同時に、Crosile-965は揮発性化合物を80%削減するという優れた特性を備えており、揮発性有機化合物(VOC)の排出量を効果的に低減します。この特性は環境保護と持続可能性を強力にサポートし、VOC排出量削減に関する現在の厳しい要件を満たしています。
注目すべきは、Crosile-965をワンステップ混合プロセスで使用すると、ムーニー粘度が低下し、補強性充填剤の分散性が向上するため、混合効率が向上することです。これにより生産プロセスがさらに最適化され、ゴム製品の性能と持続可能性にプラスの影響を与えています。
使用法:
シリカと一緒に添加してください。推奨添加量はシリカ量の10~12%ですが、製品の要件に応じて調整できます。